安西 中村 先生の顔ポイエーシス
画家はまず一枚の絵を無数の絵の種として描き、
それが増殖回路の中で組み合わせ的爆発を起こすのを目撃します。
さらに、他の画家と示し合わせて
、複数の作家の作家らしさの交配を目撃し、
そこに含まれる快と不快に翻弄されることになるでしょう。
『顔ポイエーシス』は
、『タブラ・ピクシマ』によって描かれた安斎利洋と中村理恵子の絵を増殖回路の中に共存させることによって、
私の絵の無数の可能性と他者の絵の無数の可能性を遺伝的に交配する実験です。
これは、個の境界線を問い続けてきた『連画』の、新しい地平でもあります。
安西さん 顔ポイエーシスから
無限に子孫が増え続けます。